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【基本・応用情報技術者】システムの信頼性評価

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こんにちは。たろすです。

今回はシステムの信頼性評価について説明します。

信頼性評価指標

システムの信頼性評価の指標としてよく使われるものを二つ挙げます。

MTBF(Mean Time Btween Failures:平均故障間隔

故障してから次に故障するまでの時間の平均値です。

MTBFが大きければ大きいほど故障しにくいと言えます。

つまり大きいほど良いです。

MTTR(Mean Time To Repair:平均修理時間

故障してから復旧するまでの時間の平均値です。

MTTRが大きければ大きいほど復旧に時間がかかると言えます。

つまり小さいほど良いです。

稼働率の計算

基本情報技術者試験応用情報技術者試験では稼働率の計算問題がよく出てきます。

稼働率は以下の式で求められます。

 稼働率 = \frac{MTBF}{MTBF + MTTR}

式を言語化すると「全体の時間に占めるMTBF(稼働している時間)の割合」です。

それでは例題を解いてみましょう。

例題

問題

故障してから次に故障するまでの平均時間が990時間の機器がある。故障をすると復旧するまでに平均で10時間かかる。この機器の稼働率を答えよ。

解答

先程挙げた式に当てはめると以下のようになります。

 \begin{eqnarray}
\frac{MTBF}{MTBF + MTTR} &=& \frac{990}{990 + 10} \\
&=& 0.99
\end{eqnarray}

したがって答えは0.99です。

おわりに

今回はシステムの信頼性評価について説明し、簡単な稼働率の計算を行いました。

実際に出てくる問題はもう少しひねった問題になるので、それは次回説明します。