はじめてのJava ~パッケージとインポート編~
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今回はJavaのパッケージとインポートについて説明します。
パッケージを使うことでクラスやインタフェースの管理が容易になります。
作るプログラムが大規模になるほどよく利用することになるので、しっかり学習しましょう。
パッケージの作り方
「package」を使います。
このときパッケージ名とソースコードがあるディレクトリ名は同じでなければなりません。
例えばパッケージ名を
package dir.pack;
とした場合は、このソースコードは「dir/pack」になければいけません。
以下の例ではパッケージ名が「pack」なので、packディレクトリの中にこれらのソースコードを置いています。
package pack; public class Class1 { public void method1() { System.out.println("method1"); } }
package pack; public class Class2 { public void method2() { System.out.println("method2"); } }
package pack; public class Pack { public static void main(String args[]) { Class1 c1 = new Class1(); c1.method1(); Class2 c2 = new Class2(); c2.method2(); } }
このパッケージを構築するには、packの親ディレクトリに移動し次のコマンドを実行します。
javac pack\*.java
さらに、このコマンドによって作成されるpack.classファイルは以下のコマンドで実行します。
java pack.Pack
出力は以下のようになります。
method1 method2
パッケージのインポート
「import」を使います。
import pack.*; class ImportSample { public static void main(String args[]) { Class1 c1 = new Class1(); c1.method1(); } }
// 出力 method1
「*」を使うことでpackのパッケージ全体をインポートできます。
今回はClass1しか使っていないので、
import pack.Class1
とすることもできます。
ディレクトリ構成は以下のようになっています。
root |--ImoprtSample.java |--pack |--Class1.java |--Class2.java |--Pack.java
本来、ImportSample.javaからはClass1クラスを認識できません。
しかし、importを使うことでそれを可能にします。