【A3RT】リクルートが無料公開した機械学習APIが凄すぎる!~Image Influence API編~
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はじめに
こんにちは.talosです.
今回はリクルートが無料公開した機械学習API群の「A3RT」を紹介します.
A3RTは
A3RT(アート)は「ANALYTICS & ARTIFICIAL INTELLIGENCE API VIA RECRUIT TECHNOLOGIES」の略称です。
A3RTは機械学習のなかでもDeep Learningなどに代表される、いわば人工知能とよばれる分野のロジックをひとつのブランドで統一・整備をし、社内へ展開するためにプロジェクト化されたソリューションの総称です。昨今、リクルートグループ内においても機械学習を活用した施策開発のニーズが高まっていました。
しかし社外製品の利用は「汎用性が高いがゆえに、細かな利用ニーズに合致しづらい」、フルスクラッチ開発の場合は「自由度が高い一方で、時間・コストがかかる」といった課題がありました。
この現状を打破し、機械学習ソリューション活用の敷居を下げ、スピーディかつ低コストで施策への導入ができるよう設立されたAPI 群がこのA3RTです。引用元:ABOUT | A3RT
とあるように,機械学習を簡単にサービスに組み込むことができるようにと作られたAPIです.
それが無料で公開されちゃうなんてすごいですよね.
使うのも本当に簡単なのでやってみましょう.
Image Influence APIを使ってみる
画像が良さそうに見えるかを評価するAPIです.
デフォルトで肉の画像の評価をできるモデルが備わっています.
自分でモデルを作ることもできますが,最低でも500枚必要です.
しかも,ひとつひとつ採点をしないといけないので今回は元々あるものを使います.
API KEYの取得
まず,Image Influence API | PRODUCT | A3RTを開き,一番下の「API KEY 発行」を押します.
その後.メールアドレスを入力する画面に移るので,メールアドレスを入力,利用規約・プライバシーポリシーに同意し送信します.
メールで送られてくるURLをクリックすると,もう一通メールが届き,そこにAPI KEYが書かれています.
プログラムからAPIを叩く
肉の画像を集めます.
そうしたら,次のコードを実行してみます.
(肉の画像とソースコードは同じフォルダに置く必要があります)
import pya3rt import glob from IPython.display import Image, display_jpeg API_KEY = '****' # 自分のAPIキー files = glob.glob('*.jpg') client = pya3rt.ImageInfluenceClient(API_KEY) for file in files: result = client.meat_score(file, 1) # 引数:画像ファイル名, 予想点←何に使うのかはわからない print(result['result']) display_jpeg(Image(file)) # jupyterでのjpeg表示
いかかでしょうか?
私的には最後のが一番おいしそうですが...
ただ,他の画像も試したところ(著作権上載せられませんが),生肉の画像は比較的点数が低いようです.